哈尔滨—当东方遇见西方
第二外国語としての中国語学習
効果的な学習法
中国語を話せるようになりたい!きっと沢山の人が、そう思っていることと思います。しかし、中国語の勉強は、大変でなかなか考えていることを話したり、書いたり、聞いたりできるようになりません。
どのように勉強したら良いのだろう? どのようにすれば上達するのだろう?
そんな風に考える方も多くいると思います。
本ページでは、これまで「中国語学習法」について研究をしてきた専門家の観点から、中国語をマスターしたいと考えている全ての方に有益な情報をお届けします。
-waysChinese Blog-
どのようにしたら、中国語学習の効率が上がるのか?
有几种方法
如何提高学习汉语的效率?
-中国語学習をしていますが、なかなかマスターできなくて困っています。
日本人が中国語を難しいと感じる理由はいくつかあります。大きな点は、「言語間距離」、「音節数の多さ」、「これまでの学校での英語の学習法の履歴」の3つが挙げられると思います。
-言語間距離について
まず、言語間距離ですが、言語間距離とは、学ぼうとしている外国語と学習者の母語との言語学的距離が外国語習得にどのような影響を及ぼすのかということを証明した調査で、言語学親近性を示すものです。
例えば、英語ネイティブの人が日本語を習得するのには、約2400〜2760時間の特訓が必要だったとされています。しかし、フランス語・ドイツ語・スペイン語等場合は、約720時間で習得ができたという調査があります。
要するに言語間距離が遠いと、習得しにくい言語となります。
実際、中国語と日本語で同じような調査をした先行研究がないため、言語間距離を同じように示すことはできませんが、残念ながら同じ漢字なので英語よりは近いのかもしれませんが、語族では別の部類に属するため親近感は薄いのです。日本語はアルタイ語族に属し、中国語はシナ=チベット語族に分類される言語だからです。
-音節数の違いについて
簡単に言うと、言語において発音される最小単位の音です!音節は主に「子音」+「母音」で構成されています。日本語で言うと「あいうえお、かきくけこ・・・」などの五十音が一音節にあたります。
では中国語は?
日本語の音節数
子音 + 母音 (1音節)
↓ ↓
10 × 5 = 50音節
濁音や半濁音を加えると、大体100音節程度と言われています。
中国語の音節数
子音 + 母音 (1音節)
↓ ↓
21 × 39 = 819音節
となりますが、実際の漢字は半分の約400音節のみで発音されており、これに中国語の4声を加えると
約400音節 × 4声 =約1600音節となり、
なんと
日本語の16倍となります。
これにより、日本人が今持っている発音方法では、これらの音を作り出すことができないことから、日本人がよく話すカタカナ英語のようなカタカナ中国語は全く通じないことがあるのと、また四声を間違えると意味が全く違うように伝わってしまう言語なので、これが日本人にとって難しく、普通の人は専門的なトレーニングをしなければできないことにとてもハードルがあるように思います。
中国語学習のコツ1
・「正しい発音を聞く」→「すぐに同じ発音をしてみる」→「ネイティブチェック」→「修正・改善」というサイクルを繰り返していく事。
・いきなり、教科書などの聞いたこともない中国語を読まない。
・発音の悪い日本人の特有の中国語を絶対に聞かない!
-これまでの学校での英語の学習法の履歴
中学校、高校で英語を学習してきた日本人がほとんどであると思います。
少なくとも6年間以上は、勉強している(今では小学校でも英語教育は始まっている)のですが、英会話ができる日本人はそれほど多くはありません。
それは、これまでの日本の英語教育は、大学受験のための文法を教える授業や英語を日本語に翻訳する長文読解が多かったのではないでしょうか。
そのため、英会話ができるようになる!といった明確な目標を持ち、会話のトレーニングをせず、先生もカタカナ英語で発音して読む先生も多かったので、綺麗な発音の英語を話せる人が少ないというのが現状だと思います。
幸い、英語は中国語と違って、比較的発音がそれほどネイティブと近くなくても通じる言語かと思います。
もちろん、発音のトレーニングをした方が良いかと思いますが、それをそれほどしなくでも使える言語という利点があることも確かかと思います。
またこれまでの英語教育で受けたようなやり方で、中国語を学び始めるとなかなかうまくいかないことが多いと考えています。
それは、「明確な目標を持つこと」と「自分の学習のプロセスを自分で管理するということ」の2つがしっかりされ、メタ認知活動をしていないことが多くの原因あるからです。
メタ認知活動とは、「自分の学習のプロセスを自分で管理するということ」に尽きると思います。
これを徹底するためには、明確な目標をしっかり持つということです。
漠然といつか中国語が話せるようになりたいというのではなく、「HSK4級や中国語検定2級を取る」でもいいですし、「今日の出来事を中国語で説明する」などでも良いので、それがあれば、達成するために何をすれば良いのかが明確になり行動がしやすくなると思います。
中国語学習のコツ2
・明確な目標を設定し、自分の学習を自分で管理する。
・中国語は発音が命!
・闇雲にやるのでなく、全体構成を理解しよう!
中国語学習の仕組みにあった方法で効率を上げる。
どのようなことに気をつけたら良いのでしょうか?
まず重要なのは、「中国語学習の仕組みにあった方法」を選ぶということです。
「単語を覚える」「読む・聞くの練習」「書く・話すの練習」のそれぞれのコツについていくつか取り上げたいと思います。
1. 単語を覚えるコツ
これまでのやり方であれば、単語帳を作って1つ1つを日本語の意味とともに理解しようとして覚えていく方法をやるのではないでしょうか。それよりも効率よく覚える方法があります。
waysChineseでも取り入れている方法ですが、イメージ・イラスト・画像・風景などを使うということです。
それは、文字だけではなく、絵や画像と一緒に学んだものは覚えやすいからです。例えば、アインシュタイン(Albert Einstein)の名前はずっとあの有名な写真とともに記憶に残りますよね。
これは、人間の脳の情報処理は視覚に頼っているので、記憶にも「画像優位効果」があるからです。
次は、バラバラの単語を覚えるだけではなく、組織化をすることです。
人間の脳は、バラバラなことを覚えるよりも関連しているストーリーを覚えることが得意です。
これは、人間の脳の情報処理は視覚に頼っているので、記憶にも「画像優位効果」があるからです。
組織化された情報は、記憶がとても容易になります。1つ1つの単語を単語帳で覚えていくのではなく、意味やテーマ、品詞や語源ごとにまとめることで、1つのストーリーを覚えるトレーニングにより、記憶の効率が向上します。
その次は、繰り返すこと、まさに反復練習です。繰り返しということで情報が何度も出会うとその情報は重要と脳が判断します。人間の脳は、忘却曲線という言葉をご存知かもしれませんが、2-3日で半分以上のことを忘れてしまう性質なのです。なので、繰り返すタイミングが重要になってきます。
最後は、深い処理を脳にさせることです。深い処理は、記憶に残りやすいということが様々な実験で明らかになっています。だから、視覚だけの単語や例文をノートに繰り返し書くよりも、複数の感覚を使って、身近な自分のものに関連づけるなどの作業が効率的です。
中国語学習のコツ3
・ストーリー仕立てにして、組織化する。
・タイミングを見て、繰り返す。
・イメージや絵を使う。
・深い処理をする。
リスニングでは、良質のインプットを大量に得ることが不可欠です。
赤ちゃんの頃、お母さんからたくさんの言葉を毎日聞いて、自然と言語を人間は覚えていきます。
だから、ネィティブな発音になるのです。というかその発音しか聞いたことがないのです。聞いたこともない音は
基本的に人間は出せないので、変な発音にはならないのです。
中国語の学習者で日本人同士の発音が良くない学習者同士(特に初心者同士)が音読の勉強をする場面がよくあります。これは、日本人らしい発音の中国語は身に付く練習になりますが、これを繰り返して覚えた中国語は全く伝わらない中国語を習得しているという方を良く見ます。
最初に気をつけることは、このような良質ではないインプットをできるだけ排除することです。
また、だからといって、今のレベルにない中国語の文章を読んだり、中国のドラマや映画を見たり、聞いたりすると、内容が全く頭に入ってこないということがありませんか?
語彙力や文法力が不足していると、脳への情報処理に負荷がかかりメモリが不足してしまいます。
今の自分のワーキングメモリをしっかり把握してトレーニングをしないと効率は良くならず、いつもクラッシュしてしまいます。
この概念をクラッシェンという研究者は、「i+1レベル」と提唱しています。今の自分の実力をiと定義し、それよりも1つ段階をあげて、難しいものを使って勉強するということです。
したがって、「 +1 」を埋める勉強をして繰り返すことで、確実に中国語は伸びていくのです。
中国語学習のコツ4
・良質なインプットに拘り、学習をする。
・余計な負荷を生むようなことはしない。
・自分のレベルをしっかり見極めて、それに適したトレーニングをする。
2. リスニングとリーディングのコツ
3. スピーキングとライティングのコツ
最後は一番大事なアウトプットです。
なぜアウトプットは難しいのか。
皆さんは、日本語を毎日考えなくても、話すことができていると思います。
自動車、自転車の運転や鉄棒、跳び箱も同じです。
これらをするときに、1つ1つ理論では考えてやらず、体が勝手に動いてできていると思います。
この意識をしないで、使えるようにすることで、流暢に話したり書いたりすることができるようになるのです。
では、それはどのようにすれば良いのか。
体に覚えさせるということです。
それは色々とありますが、ちょっとしたスキマ時間に1日の出来事や計画を心の中で中国語にしてみましょう。
これを継続的にトレーニングすることが上達するために不可欠な作業になります。
そして、自分のアウトプットを褒めることです。ネィティブの人にチェックしてもらったりして、褒めてもらいながら、モチベーションをしっかり高め、自分の中国語とモデルの中国語の差はどこにあるかを徹底的に研究することです。それがアウトプット力を高めることになります。
自分の音読を録音し、モデルの音声と比較して、全く同じに聞こえない場合、どこが違うのか、1つ1つの音なのか、区切る場所なのか、声調なのか、意図的に分析するととても効果的なはずです。
書く場合は、添削してもらったり、例文と比較するなどで確認することが必要です。
自分の中国語力から目をそらさずに、「しっかりと向き合う」ことが大切です。
中国語学習のコツ5
・自分のアウトプットを比較、研究する。
・体が覚えるようなトレーニングを繰り返し行う。
・モチベーションを高めるために自分を褒める。または、褒めてもらう。
4.学習意欲を高め、持続させるためには。
中国語学習のコツ6
・「何のために」「どこを目指す」を明確にする。
・中華圏の人との交流を作り出す。
・中国ドラマなどを字幕で見ながら、人・文化・社会に触れる。
本ページ読者限定
大切なのは、「何のために学ぶのか」「どこを目指すのか」を明確にすることです。
自分が将来中国語を使ってどんなことをしているか、具体的なイメージがないと、学ぶためのパワーを確保できません。そのための、この具体的なイメージを持つことはとても大切です。
次に、中華圏の人や文化・社会に触れることです。中華圏への興味の度合いが大きければ大きいほど、中国語を学ぼうとする意欲は増してきます。最近、日本では中国ドラマが流行して、そこから入る人も多いと思います。
今は、色々な動画サイトから中国ドラマを吹き替えではなく、字幕でみられる機会も多くなっています。
また、留学生や中華料理屋さんなどで働いている店員さんと友達になることも良いと思います。
これらをするときに、1つ1つ理論では考えてやらず、体が勝手に動いてできていると思います。
この意識をしないで、使えるようにすることで、流暢に話したり書いたりすることができるようになるのです。
では、それはどのようにすれば良いのか。
体に覚えさせるということです。
それは色々とありますが、ちょっとしたスキマ時間に1日の出来事や計画を心の中で中国語にしてみましょう。
これを継続的にトレーニングすることが上達するために不可欠な作業になります。
そして、自分のアウトプットを褒めることです。ネィティブの人にチェックしてもらったりして、褒めてもらいながら、モチベーションをしっかり高め、自分の中国語とモデルの中国語の差はどこにあるかを徹底的に研究することです。それがアウトプット力を高めることになります。
自分の音読を録音し、モデルの音声と比較して、全く同じに聞こえない場合、どこが違うのか、1つ1つの音なのか、区切る場所なのか、声調なのか、意図的に分析するととても効果的なはずです。
書く場合は、添削してもらったり、例文と比較するなどで確認することが必要です。
自分の中国語力から目をそらさずに、「しっかりと向き合う」ことが大切です。